歴史
我々は古よりこの足柄平野で生きてきました。歴史を振り返り、先人たちの暮らしに思いを馳せ、今後の社会や生活のあり方を考えます。
小田原を内包する足柄平野にも古代から人々の暮らしがありました。久野の古墳群は当時も多くの人々が生きていた証でもあります。戦国期には小田原北条氏が覇を唱え、関東の中心地となりました。そして江戸期には東海道随一の宿場町として大いに栄えました。また、明治期以降も産業や企業活動は盛んで、数多の経済人、政治家、文人たちがこの土地を愛し、邸宅を築きました。そうした先人たちがどのように暮らし、難局を乗り越えてきたか、この地域の歴史を振り返っていきます。
これから日本は人口減少社会という未曾有の事態を迎えます。若者が少なくなる世の中では諦めざるを得ないことも多々あるでしょう。それでも過去を振り返り、我々が何を大切にして歴史を作り上げてきたのかを考えることには意義があります。今後どのような社会や生活を作り上げていくべきか、それを探る道標となるはずです。
過去を顧み、そして未来を想う。そのような情報を発信し、ともに考えていきたいと思います。