「キネマ旬報ベスト・テン文化映画」第1位!上映会や劇場でしか観ることのできない映画「人生フルーツ」がいよいよ小田原で上映されます。上映会場は、海のそばにある、「BLEND PARK(ブレンドパーク)」(小田原市国府津)です。
急速な都市化が進み、便利さや効率が重視されてきた日本の高度成長期を生きた夫婦が、一軒の平屋でどんな暮らしを送ったのか。そこには、「本当の豊かさへの深い思索の旅」がありました。
海も山もあり、足柄平野の豊かな自然に囲まれた地で、いかに「豊か」に暮らせるか——。この地に住む人たちとともに映画を見て、慌ただしい毎日で見落とされがちな「豊かさ」をみんなで一緒に考えませんか?
(写真は公式サイトより)
【上映情報】
2021年5月2日(日)
開場12:30-/上映開始13:00-(チケット完売/2021年5月1日現在)
開場16:30-/上映開始17:00-(残席あり/同)
会場:BLEND PARK 神奈川県小田原市国府津2-6-17
チケット購入:ミラカン(未来環境創造部)ページより
https://airrsv.net/mirakan/calendar
主催 ミラカン(未来環境創造部)
【映画の概要】
監督 伏原健之
出演 津端修一、津端英子
ナレーション 樹木希林
2016 年/日本/カラー/ 91 分 © 東海テレビ放送
公式サイト:http://life-is-fruity.com
【予告編】
【作品解説】
舞台はニュータウンの一隅、雑木林に囲まれた一軒の平屋です。
それは、建築家の津端修一さんが、建てた家。四季折々、キッチンガーデンを彩る野菜と果実が、妻・英子さんの手で美味しいごちそうに変わります。刺繍や編み物から機織りまで、何でもこなす英子さん。映画の主人公である二人の夫婦は、たがいの名を「さん付け」で呼び合います。
夫の修一さんは、「日本住宅公団のエース」として、阿佐ヶ谷住宅や多摩平団地などの都市計画に携わってきました。1960年代、風の通り道となる雑木林を残し、自然との共生を目指したニュータウンを計画しました。その計画は、2万2千戸に8万人が住むという大規模化に向かい、山は削られ谷は埋められた。そうして完成したのは、修一さんが思い描いたものとは程遠い、かまぼこを並べたような無機質な街でした。
修一さんは、それまでの仕事から距離を置き、自ら手がけたニュータウンに土地を買い、家を建て、雑木林を育てはじめました——。
あれから50年、ふたりはコツコツ、ゆっくりと時をためてきました。そして、90歳になった修一さんに新たな仕事の依頼がやってきます。
本作は東海テレビドキュメンタリー劇場第10弾。ナレーションをつとめるのは女優・樹木希林。ふたりの来し方と暮らしから、この国がある時代に諦めてしまった本当の豊かさへの深い思索の旅が、ゆっくりとはじまります。
(『人生フルーツ』公式サイトより、テキストを編集)
http://life-is-fruity.com/about/
杉山大輔さん(まちづくり)よりコメント
2021年5月2日日曜日、待ちに待った人生フルーツの上映会です。建築家アントニン・レーモンドを師事しニュータウン開発の内容に疑問を持ち開発のど真ん中に自ら300坪の土地を購入平屋と家庭菜園を作り暮らし始める豊かな暮らしお楽しみに(^^)