リアル寺子屋まち歩き開催報告&次回11月23日予告

10月1日に開催されたリアル寺子屋は、いつも会場としてお世話になっている大久寺のお話&まち歩きでした。

■昔はお殿様のお寺、今は地域のみんなのお寺

小田原と言えば有名なのは、小田原を拠点に関東一円を支配した北条氏ですが、今の小田原城の原型となるお城を建て、北条氏よりも長い期間小田原を治め、今につながるまちづくりを行ったのは、小田原攻めの翌年に小田原に入った大久保氏。その大久保家の菩提寺として建てられたのが大久寺だそうです。

長い江戸時代の間、人々の暮らしを守ってきたお殿様のお寺が、今では地域のみんなのお寺として、この寺子屋をはじめとして様々な活動や交流の場となっている。お寺に眠っている歴代のお殿様も、きっと喜んでくださっているんじゃないかな、と感じました。

ちなみに、来年放送されるNHK大河ドラマ「どうする家康」では、初代小田原城主で大久寺を創建した大久保忠世も登場するそうで、それも楽しみです。

■小田原を守る総構え

そのあとは神永さんの案内でまち歩きに出発。

急坂を上ったり路地に入ったりしながら、範囲は広くないけれど、複雑なルートをみんなで歩きました。
この複雑さこそがまさに小田原を守る総構え!北条氏は、この地形を巧みに生かして町全体を要塞として守っていたのですね。


最後は、小田原に攻め入った豊臣軍になったつもりでいるようにと神永さんに言われて、堀切の中で待機していると、気づかないうちに忍び寄った子ども北条軍による、頭上からの一斉攻撃!!
急に上から声がしてびっくりしましたが、当時は上から振ってくるのは声だけではなかったはず。当時はこうして戦っていたのか、と体感することができました。
まち歩きにこんな素敵なアトラクションまで用意してくださった神永さん、さすがです!

■北条氏と大久保氏の小田原

立派な総構えで小田原を守ろうとしたけれども、最後は豊臣秀吉に敗れてしまった北条氏と、その後北条氏に代わって、今に続く小田原の暮らしの基礎を築いた大久保氏。
両方の時代の小田原を一度に感じることができて、なんだか不思議な感覚のするおもしろい一日でした。

山坂歩いて疲れて戻った大久寺では、焼きたてワッフルとアイスのご褒美💛
子どもと一緒に大人もいただいて、みんなで楽しいおやつタイムとなりました。

■次回予告!11月23日!

次回の先生は、どこへ行ってもお会いするくらいの勢いで、いろんなことをされている、宇田川路代さん!
直近では、9月23日に100人目の登壇者を迎え、大盛り上がりの中終了した「小田原100人カイギ」の運営代表もされていました。
いつもニコニコ、何でもパワフルにこなす宇田川さんのパワーの源を、熱く楽しくお話しいただきます!
どうぞお楽しみに!

(文-風の谷あしがら事務局(渡辺))

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