リアル寺子屋第二弾開催しました

2022年6月11日、大久寺でおだわら版リアル寺子屋の第二弾が開催されました。

今回の先生、楽しみながら生きている”生きる名人”は
「早瀬のひもの」のおかみさん、早瀬静佳さん。

お店ではいつもニコニコ元気に対応してくださるし、
SNSでもお魚との格闘や充実したプライベートのご様子を拝見していたので
さぞ素敵な楽しいお話をお聞きするものと思っていたのですが…

マイクを手に静かに始められたのは、高校時代、
静佳さんの夢を応援してくださっていたお母様が急逝され、それまでの生活が一変した話からでした。

とっても悲しく大変な中、もともとの夢はあきらめないといけなくなってしまったものの
新たに目指した道で、最高のライバルでもある親友との出会いもあり、ものすごく努力をしてがんばられた学生時代。
コンピュータ関係の上場企業を辞めて干物屋さんをされているご主人と結婚され、
当初は想定していなかったお店の手伝いも、次第にするようになったこと。

文化も価値観も違う様々なの方とのかかわりの中で、
つらかった言葉、励まされた言葉、気づかされた言葉の数々、、、

今でこそ、比較的自由な時間もできて、楽しく過ごされているようにも見えますが
その裏には、苦しいことも、つらいこともたくさんあったこと、
それでも意地と根性で努力されてきた経験があったことをお聞かせくださって
だからこそ余計に、笑顔でいることを大切にされているのだろうなと感じることができました。

場所がお寺だったこともあるかもしれませんが、そんなお話をお聞きしているうちに
深い愛情いっぱいの優しい静佳さんの笑顔が、仏様の笑顔のようにも見えてきたのは、私だけではないかもしれません。

意図しないこと、思い通りにならないこともたくさんあるけれど、全部ひっくるめて真正面から受け止め、乗り越え、笑顔で輝いている静佳さん、まさに”生きる名人”そのものだと思うし、そういう心のありようを大事にしたいと感じることができました。

ちなみにその愛情は、お魚へもあふれていて
お魚をさばく時は、高く売ってあげるからねと思って包丁を入れられるのだそう。
そんなチャーミングなところも静佳さんの魅力です。

お話を聞く間、小さい子どもたちはおやつと外遊びに夢中♪
シャボン玉がいっぱいのメルヘンな空間で、おいしい楽しい時間を過ごしました。


ちょっと大きくなるとお話に集中でき、質問した子もいたりして
年齢や興味で自由なかかわり方ができる素敵な空間です!

次回もこんなゆるーい感じでお迎えしますので、皆さまどうぞお楽しみに!

(文-風の谷あしがら事務局(渡辺))

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